空軍兵が陸軍衛生兵として活躍したという話。
映像の9割、戦争の後遺症に悩むご老人方のインタビューな感じの展開、かつ時間軸などが動くこともなく、ずっと「アビリーン作戦」という一つの事件を扱っているだけなので、正直目新しい情報が極めて乏しい。映画予告の内容のまんま。
また、事件を調査する人間が、最初興味なかったけど逆にのめりこみすぎていくといった、映画構成のよくありすぎまくる進行なので、これまた既視感もありあり。
まださらにいうなら、この作品を鑑賞するなら、名誉勲章というものの重みについて多少なり知らないとしらけるかもしれない。わたしみたいに他人に興味が割と薄い人間などからしたら、なんでここまでこの話を最優先で業務として実行するのかとか、主人公の行動に妙なギャップを感じてしまった。
いろいろとディスってしまったが、要するに内容はかなり凡々的でありながらも戦争の凄惨さを感じることはできるという感じの地味な映画といったところ。