もちお

伊豆の踊子のもちおのネタバレレビュー・内容・結末

伊豆の踊子(1963年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 原作未読です。
 『伊豆の踊子』の映像化作品を観ること自体、初めてです。
 感想ですが、重みのある作品でした。

①良かったところ
・冒頭
 現在は白黒で、回想はカラー。
 示唆的でした。
 一方、回想で先生の知り得ない場面が出てくると、疑問に感じました。
 また、先生が上から目線で過去に浸っていると思えなくもなかったです。

・若い2人
 吉永小百合さんと高橋英樹さんが瑞々しかったです。
 薫さんは子供と大人の両面が同居していました。
 絶妙でした。
 学生さんは凛々しかったです。

・影
 映画の始まり方からして、2人は結ばれないことが伝わってきました。
 その上で、苦い場面が散りばめられていました。
 あの人の死。
 境遇の違い。
 微笑ましい場面になっても、何ともいえない気持ちになりました。

②まとめ
 落ち着いた中に重みがありました。
 観て良かったです🙇‍♂️
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