peko

夜の来訪者のpekoのレビュー・感想・評価

夜の来訪者(2015年製作の映画)
4.1
クリスティのミステリーのような、重厚な雰囲気とストーリー展開に引き込まれた90分。いろいろなことが紐解かれて終わるのかと思ったら、ラスト15分からの予想外の展開!

格差社会への警鐘。小さなことも繋がり連鎖している社会への責任。「相手の人生を思いやったか」。第一次大戦少し前の時代設定、「戦争で全て焼けてしまえばいい」「学ばなければ強制的に教えられることになる」の台詞が怖い。

でも、メッセージ性など考えなくても、屋敷の一室内でのミステリーとしても十分面白い。
イギリスの古典戯曲が原作のよう。
90分ドラマ風ではあるけれど、十分な見応え。ルーピン先生始め、俳優陣みな雰囲気がよく出ているのもよかった。
peko

peko