きゅうげん

アポストル 復讐の掟のきゅうげんのネタバレレビュー・内容・結末

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

18禁のネットフリックス・ホラー!
監督は『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンス!
……というなかなか期待させる布陣ながら、しかしあんまり奮ってない様子。

アクションシーンやゴア描写になると途端に画面のクオリティが上がるのですが、しかしそれ以外の大半がかなり残念。
人物の背景とか化物の設定とか要素としては光るものの、物語の展開・起伏との相乗効果は希薄。
ホラーやスリラーの大本命な女神が文字通り寝たきりで、その描写にあまり絡まないのは大問題ですし、また混乱に乗じた武断派のクーデターという内部抗争展開は、そもそもこの島の“カルト感”とか“組織感”とかが皆無なので面白みに欠けます。
あと、ショットガンの弾とか、ブーツとかライターとか時代的な整合性はしっかりしてくれ。

前半の「バレる?バレない?」というミクロな内容の緊張感は良かったのですが、クライマックスへ進むにつれて大局的な流れがわちゃわちゃに……。
やっぱり“ヤベェ宗教×大自然の魔女”は『ザ・ウィッチ』が決定打でしたかね……。