【熱くなる話】
『プロメア』観ました。
我らが映画秘宝さんが推しているので、全然観るつもりはなかったんだけどじわじわ気になり出し、気付いたら映画館の前に立っていた。
鑑賞後、「映画秘宝さんありがとう.....!!」以外の言葉が出てこない。
正直、『スパイダーマン:スパイダーバース』を観てしまってから、当分アニメ映画はいいかなーと思っていた。
これを超える映画はなかなか出てこないだろうし、と。
だから、騙されたと思ってシアター内へ入った。
シアター内を出た私↓
「おい、超おもしろいじゃないか!! 誰だ、つまらないなんて言ったやつは!!」
と思ったが、誰もつまらないなんて言ってなかった。
映画館でまだ観てない人が多すぎるだけだった(笑)
ストーリーは、突然変異で誕生した炎を操る人種“バーニッシュ”と高機動救命消防隊“バーニングレスキュー”とのぶつかり合い。
燃えているのは心臓か、それとも魂か。
私たちは真実の炎の姿を目撃することができる。
映画は爆発の連続だった。
2Dの中で3Dの迫力が爆発。
2Dなのに4DX超えの炎の体験に爆発。
音楽と映像のミックスに爆発。
サイエンスのパワーが爆発。
完璧なチームワークが爆発。
そしてなにより、アニメ映画界が爆発。
「日本のアニメ映画界がすごいことになっている.....!!」
観た人は絶対そう思うにちがいない。
このすばらしき映像技術をどう表現しようか。
一言で言うなら「万華鏡みたいな映画」だろう。
そのシーンに魅了されていると、次の瞬間には全く違ったコントラストで映像美に圧倒される。
これが、2時間ずっと続くんだ。
すごすぎないか?
私は、気付いたら体温が上昇していた。
だけど、その熱気は暑苦しいものではなく、どこか心地よくて、いつまでも浸っていたい魅力まであった。
映画館で観るべき映画だった。
あの映像は、完全に真っ暗な空間と、視野いっぱいに広がる大きなスクリーンがそろわなきゃ意味がない。真価を目にすることができない。
これは、アニメ映画におけるひとつの究極の形だ。