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プロメアのwebhedのネタバレレビュー・内容・結末

プロメア(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大衆視線からに見れば100点。
個人的な視線から見れば90点。

まず評価したいのは、何も考えずに見れるようにめちゃくちゃ考えている点。
序盤、主人公が来るまで引きのカメラを使わないので、主人公登場が超気持ち良かった。それまではカメラ凄く近いけど、クルクルとした説明且つ気持ちのいいカットが多いのでストレスは少なかった。
(他にも沢山あるけど)大まかに言えば、気持ちのいい瞬間を演出するには近いか近くないかの二択だと思っていたけど、クルクル回るカメラアングルは引きとは別の気持ちのいい部類に入る事に気付いた。

キャラクターも考えられていて、ガロの味方はヒロイン以外はちょっと空気気味ではあるものの、見た目からわかる役回りや作中に喋ってる印象も多いので気にならない。リオ側の仲間は思い出せないけど、リオを慕う強力な仲間として認識してる。たぶんそれも演出の内なのかな。
クールキャラが負けてばっかりでそっちが復讐や怒りに燃えて成長していくのは珍しいと感じて新鮮だった。(サスケも爆轟とベジータも強キャラだし.......)

テンポは早めで、わかりやすい。そのテンポで情報が展開する為、後半はちょっと理解するのに大変そう。(ガロを寝させるのキャラクター出てていいなぁって思った)
とは言え、敵がハッキリしているから、その場で理解しなくても追いていけと思われる。

腐女子ホイホイシーン素直に嫌だった。
これは自分が受け付けない。というか生理的に多くの男性が不快を感じてるのでは。
似たようなシーンで、BTTFやナルトがある。どちらも不快感を示す演出をしていて(救命活動ではないからだけど)納得は出来た。意味深に火をつけたとか恥ずかしがらせる演出が更に不快感を増してた。

その為に後から説得力を付けるシーンとか足したんだなぁって勘繰ってしまう。
経済的に見れば、儲けは正義だと思うしBL商売に手を出すのは正解だなと思った。
自分も儲けたいならそうする。


そこだけ割り切って見れば、100点で成功する商業作品だと思う。自分もあんなテンポの作品を考えてみたい。
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