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プロメアのykobのレビュー・感想・評価

プロメア(2019年製作の映画)
2.0
トリガー制作のアニメとしては、よく言えば王道、悪く言えば期待を越えてこない内容でした。

ローポリ、低発色モニタ、RGB-shiftなどレトロ手法をアクションのエフェクトに取り入れているのは新鮮でしたが、劇場版アニメなのに作画が不安定なところ、主役の演技が熱血魂系スーパーロボットの主人公としては迫力不足なところは最後まで気になりました。

そもそもトリガーのアニメには重厚に練り込まれたストーリーみたいなものは期待してないんですが、それでもいたって単純な主人公の成長物語に他にはない激アツさを感じるのは、同じくらい単純で極端な挫折の描写があるからなのかなと気付かされました。この映画には主人公が挫折する描写がほとんどない、敢えて挙げるとしてもメチャクチャ軽い。松ケンの軽い演技も相まってまったく重厚感や盛り上がりを感じない作品になってしまっているなという印象を持ちました。
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