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笑顔の向こうにのlpのレビュー・感想・評価

笑顔の向こうに(2019年製作の映画)
2.7
歯科医療の現場で働く人々を描いたヒューマンドラマ。

幼馴染みが優秀な若手歯科技工士と、新人歯科衛生士となって再会する・・・という、物語のベースにある緩くてベタな恋愛話は、面白いとは言わないまでも、嫌いではなかった。ただ、主人公の2人を軸に歯科医療の現場を描く、「お仕事もの」としても展開が緩いのは勿体無い。現場の忙しさや、仕事をする際の工夫(例えば、入れ歯作りに際して、患者のどういう部分に着目するか)など、もう少し突き詰めてマニアックな領域まで描いた方が興味深く観られた気がする。何とも勿体無い。

また、「お仕事もの」としても緩く映した弊害の1つに、主人公の「自信過剰な嫌味な奴だけど、仕事に対しては実直」というキャラ設定の後半部分の説得力を弱めてしまったことがあると感じた。高杉真宙の力で、根っからの嫌な奴に見えないところは良いのだけど、中盤までは単なる嫌な奴に感じた。

正直なところ鑑賞前は、もっとトンデモない映画が来ることも覚悟していただけに、比較的に真っ当な映画で一安心しました。絶賛とはいかないまでも、悪くはなかったです。