ぷー

運び屋のぷーのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.2
「お金で何でも買えるのに、時間だけは買えなかった」か…。
アールは大切なことに気づくまでに時間がかかったんだね

「そばにいるためにお金は必要ないのよ」という妻の言葉を聞いたアールの表情から
自分は今まで何をしてきたんだろう、という感情が伝わってきた。アールが運び屋をして大金を貰うことをやめられなかったのはもしかすると、
お金を沢山稼げばもう一度家族に認められるかもしれない、家族に許してもらえるかもしれないと心のどこかで思っていたからかもしれない

エンディングを、
あの場所とあの穏やかな歌とあのアールの姿で演出したクリント・イーストウッドのセンスの素晴らしさ


めっちゃめちゃ良い作品でした

13/2021
ぷー

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