nakaji

運び屋のnakajiのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.0
実在した運び屋から発想した物語
つまり、どんな人物だったかは作者の創造です

クリント・イーストウッドだから
いつもどおり、ちょっとカッコイイ深い大人を演じたのかと思えば
今回は心の弱い男の顛末だ

それでも、若い人にはカッコ良く見えるようだ
イーストウッドが神に見えるんだろう
もうちょっと頭働かさないと、オームの二の舞だよ

麻薬の運び屋なんて
弁解のしようがない

最初は知らずにやってしまった
しかし、あとは、
なんやかんや口実をつけてダラダラと犯行を重ねた

思わぬ大金を手に入れた
心の弱い人間が陥る悪魔の囁き

大金が必要だろうと
無いものは無い
無ければ、他の方法を考えるか
悔しいけれど諦めるしか無い

振り返れば正解は自ずと見えてくるのに

運ばれた麻薬は
人生を破壊したり、人を犯罪に巻き込んだり
多くの不幸を招くでしょう

全く我関せずと、個人の人生について語るのは
おろかな本人も問題だし
映画としても、どうかと思います

多少問題があったとはいえ、一生懸命働いていた家族を顧みなかった父より
犯罪に手を貸して、大金を出してくれた父親がいいのか

あれだけ冷たかった家族が、罪人の父親に優しくなるのがわからない
変な映画だ

ついでに言うと、ラストの歌はなんなん
歳とった事を受け入れるのはやめよう♪
自分の事を言っているのかな?

ピントがズレてる
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