ジョージ

運び屋のジョージのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.9
イーストウッドが映画人生の終局に来て描きたかったもの。それは、アメリカのいわゆるGreatest Generation(GI generationとも言う)にあたる人々の夢と誇り、そして孤独と贖罪だった。
「俺たちは、これまでの苦労を自慢もしないし、孤独に至った生活態度に言い訳もしない。ただ、俺たちは人生の終盤に来て、若い奴らを見ていて思い出したんだ。俺たちも金が欲しかったし、女を抱きたかったし、家族とともに幸せを共有していたかったんだ。ただ、戦争の記憶を打ち消すために、わがままなほどに仕事にうちこむしかなかったんだ。」
「男は本当は傷つきやすし、それを修復できない弱さがあるんだ。許してくれとは言わないが、理解はしてほしいんだ。」
ちょっと筆が滑ったけど、そんなことじゃなかったかな?
ちなみに自分の気持ちを伝えているわけではありません。イーストウッドを代弁しただけです。