Ayakashd

運び屋のAyakashdのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.7
やっぱいい映画なんだよなぁー。さすがクリント・イーストウッド。いい映画なんだよなぁー。これぞ映画、って映画だよなぁ。円熟の極み。なんかこう、やっぱり肩の力の抜け方が半端じゃないよね。アールのドライブスタイルそのものとでも言えそうな、磊落で、鷹揚な。
行き過ぎたポリコレのweirdさにも、優しいジョークで皮肉を示す、イーストウッド先生にしかできない芸当。あのアフリカ系夫妻とメキシカンの、鳩が豆鉄砲食らったような顔にはほんと癒されたよ。本人に悪意がないってことの善悪両面をあんなに優しく見せるとはね。「タタ/グランパに言われたらなんか憎めない」ってことは、ポリコレがある種、様式化してるってことでもあるよね、などと思う、ミレニアル。

脱帽です脱帽。

ブラッドリーとの絡みとかも、まあ予定調和的ではあるが「あーいいなぁ」って思っちゃうよね。鉄板なんすよ。絶対いいってわかってるやつなんすよ。

良かったっす。先生。
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