ヤンシュヴァンクマイエル、カレルゼマン、イジートルンカと並んでチェコを代表するアニメ監督ヘルミーナティールロヴァーの作品。海の中で争いが起きる話。

ビーズやビー玉で描かれた海中の世界観がとても美しかったです。ウェスアンダーソンのライフアクアティックは今作から影響を受けたように思えました。色彩豊かであり、煌びやかなストップモーションはティールロヴァーならではのものだし、それこそシュヴァンクマイエルとかカレンゼマンとは全く違うので、見ていてとても楽しかったです。また、今作の内容がチェコという国のメタファーになっていたのも、作品そのものの奥行きを広げていたと感じました。

ビーズで海の中の世界を表現した美しい作品。
ナチスドイツの支配下でソ連の圧力もあったチェコを、ティールロヴァーらしく"平和"表現した作品。

ビーズと石の海
子ども向けだけど確実に争いと平和について描かれていて釘付けになった