茸のうち

クワイエット・プレイス 破られた沈黙の茸のうちのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった!!ジョン・クラシンスキーは天才ですね。いまんところ今年トップかなってくらいの出来。パニックスリラーとしては完成されてる。興行もいいみたいだしこのジャンルではAAA級名乗っていいんじゃないかな。

とにかく静と動の使いわけがうますぎる。音を出せない静寂な環境音と怪物が来てる時の轟音とが目まぐるしく変わってく感じはありそうでなかったタイプ。ときおり入るリーガン目線の無音も良すぎる。映画館でみれてホント良かった。

展開も今回は過去編→家族パート→リーガン&エメット、エヴリン&マーカスと色んなパートでそれぞれ違った魅せ方を見せてくれるし、そのどれもが手に汗握る超ハラハラの連続でした。前作はリーが命を投げ捨て守った家族を、今度は遺志を継いだリーガンが助ける。そしてそのリーガンをマーカスは信じているからこそラジオを持ってる。
今回は家族みんなで揃ってる時間は凄く短いんだけど確かに家族の絆を感じさせるエンディングは泣きそうになってしまったよ😭

前作もそうだったんだけど出演者の痛みに耐える叫びがリアルすぎて緊張感を加速させるんすよね。ここはジョン・クラシンスキーの入念な指示が入ってるのかな。トラバサミのところとかはこっちまで痛くなりそうな悲痛な叫び声だった。

生き残ってる他の人間もいたんだけど人間VS人間は控えめであくまでVS怪物にしてくれたのも良かった。
怪物が泳げないのは補聴器音波以上に人間有利すぎる要素な気もしたけど。

そして何よりキリアン・マーフィー!!予告も何も見てなかったので過去編にいきなり出てきて端役でキリアンとか豪華だなとか思ってたらあなた今作メインだったのね!終始死亡フラグがビンビンすぎてずっと死なないでくれって祈るが大変だった。リーが死んだことで男メインキャラは今後彼が担ってくのかな。

3作目製作はすでに決まってるらしいけどジョン・クラシンスキーは降りちゃうのね😭ぜひ彼にもう一度メガホンを取ってもらいたかったけど次作も楽しみにしておきます。
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