『スクリーム』シリーズみたいに人を替えて同じパターンを繰り返すのも悪くないけど、18日月曜日にマスク殺人鬼、同じキャラクターたちでもって別視点別次元の展開に。ほう、力技と悪ノリでそう振ってきたか！と続編ならではの楽しさだ。前作は『恋はデ・ジャヴ』だったのが今回は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』へ、ホラーより学園コメディ色が濃くなった。監督脚本クリストファー・ランドンはきっと80年代ジャンル映画が大好きなのね。
もちろん、死にすぎた女ツリー＝ジェシカ・ロースのブチ切れ＆ヤケクソ顔が最大の面白さ。こうなったらそりゃ荒れ狂うわ！でも死んでもタダじゃ起きない、更に死ねば死ぬほど強く、しかも賢くなるのだった。
ただそうなるとどんどん物分かりの良い普通に優しい子になってしまう訳で、前半のテンションが最高だっただけにどうしても物足りなくなる。また、タイムループやタイムトラベルものは、結果それでいいんだっけ…？と釈然としないモヤモヤが残る。けど、誕生日をお祝いすることがゴールなのでまあいいか。
