ヘビメタおやじ

蜜蜂と遠雷のヘビメタおやじのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.0
1898本目。原作既読です。原作がコンクール参加者の事情とそれに伴う内面という映像化しにくい部分で作品のダイナミズムを支えていたので、映像では音楽コンクールという動きの少ないテーマで原作世界を十分表現しきれていないと感じました。その分、音楽を実際に聞くことができるというメリットもあり、痛し痒しということでしょう。ワンカットではない演奏シーンは、ちょっと不自然ですが、音楽は素晴らしいです。役者たちも頑張っています。特に、風間塵役の青年は、笑っちゃうくらいイメージにピッタリでした。