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蜜蜂と遠雷のvivoのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.0
きれいな音と景色、そしてきれいな精神が味わえる心地よい映画だった。主人公たちにとって音楽は神。自分にとっての神が存在する世界で神に触れようと高みを目指して生きる姿を見ていると、心の中から雑音が消えてゆく気がした。

松岡茉優の抑えた演技がすごくよかった。演奏を重ねながら幼き少女の深い悲しみが少しずつ癒されてゆく様子を絶妙な表情で表現していて引き込まれた。そして、鈴鹿央士の漫画のキャラクターみたいに純度の高い無垢な空気感も素晴らしかった。
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