うし

ちいさな独裁者のうしのレビュー・感想・評価

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)
4.5
2019年劇場鑑賞17本目。
命令ではなく自らの意思で
虐殺を行った脱走兵の話。
おもしろいという表現は
おかしいかもしれないが
緊迫感といい心理描写といい
とても見応えのある作品だった。
丈の合わない軍服によって
得た権力で殺したのは
脱走兵かはたまた自分自身か……
異常が当たり前な時代、
群衆は何かすがれるものが
必要だったのではないか
と考えてみたり。
これが本当に実在した人物という
驚きが隠せない。
時代背景をもっと勉強してから
もう一度観直したい作品。
エンドロールに関しては
ブラックジョークが効き過ぎて
怖かったです。
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