あきほ

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のあきほのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

ミステリー作家のハーラン・スロンビーが遺体で見つかったところから物語が始まる。名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けて捜査し、家族全員が犯人になる可能性がある中、看護師だったマルタは、嘘をつくと吐く、殺すメリットが唯一ない人物としてブノワの助手にされる。実際はマルタがモルヒネと普段の薬を間違えて投薬したことを隠すためハーランは自殺した。と、ストーリーが進むが、マルタがハーランの遺産全てを相続することになり、ハーランの家族に遺産の放棄を求められて、逃げる中、家族の問題児ランサムに全てを打ち明ける。ランサムは家族が嫌いなのでマルタの遺産相続を手伝うと話をするが、実際はランサムがマルタが医療ミスをするよう薬品を入れ替えたりしていて、実はマルタは薬品を間違って投薬してはいなかった。(ハーランが自殺する必要はなかった)最後は結局、ランサムが捕まって、マルタは莫大な遺産を相続し、どう使うか、というシーンで終わる。
マルタが隠し通せるか?ハーランのシナリオ通りになるのか?というドキドキの展開かと思いきや犯人は別にいたし、そもそもマルタは隠すべきことを何もしていなかったっていう2つの展開があって、退屈せず見れた。でも大どんでん返しってほどでもないかな。マルタは医療ミスを隠そうとするものの、ハーランのため、家族のためにみたいなずっと誰かのために動けるようないい人。いい人ばっかりしてると損するぞ、みたいなこと言ったりするけど、ブノワはマルタの善良さを讃えていて、自分はやっぱりいい人でありたいし、ブノワのように誰かのために動ける自分でありたいと思った。
あきほ

あきほ