ちくわ

僕たちは希望という名の列車に乗ったのちくわのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

お約束の話の流れではあるけれど、冷戦後の東ドイツに生きる若者、特に賢い子達は賢いが故に自分達の置かれている立場、国や自分の将来に疑問や不安を覚えただろうな。

そして、テオらの行動もエリックの行動も、はたまた彼らの父親の行動も生きる為の苦渋の選択であったであろうことは間違いない。それに対して片方だけが悪い、勇気がないと糾弾はできない。

テオやクラスの皆があそこでクルトが首謀者と言ったところで誰も責められない。
ただ、テオは彼女の目がなかったら、同じ発言したかなあ、とちょっと思ってしまったけどw
若い時ってそうゆう勢いってあるじゃん?w

当局がやっている事は結局ヒトラーがいた頃と何も変わってないんだよね。
学生が黙祷しただけで反対勢力だと恐れ騒ぎ首謀者探しに躍起になる。こんな事に時間を割いていたようじゃ西より遅れを取るわけだ。
東の学生が西で卒業試験受けられる資格があったのねー。

『フリッツホンカ』からこの映画に辿り着いた私w
ちくわ

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