Hiroe

僕たちは希望という名の列車に乗ったのHiroeのレビュー・感想・評価

3.6
ナチや帝国主義をものすごい勢いで否定しながら、自由や議論、体制への批判を厳しく取り締まる政府がものすごく皮肉なのと同時に滑稽。人は権力を握るとみんなこうなっちゃうんでしょうか。結果的に優秀な頭脳の流出を招き、社会主義体制が崩壊したわけで、こういう状況に陥ったら、その体制は長くはないという証左なのかもしれません。登場する若者が生き生きしていて、若者らしい真っ直ぐさが眩しい作品でした。自分ならどうするだろうなあとも思いました。とても考えさせられると同時に飽きさせない脚本も見事。
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