そーる

ラ・ヨローナ~泣く女~のそーるのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

『死霊館』シリーズもついにここまできた。
本作はほぼスピンオフ的な位置付けなのかな。
アナベルの時の神父が出てきたところにつながりを感じた。

しかし今回活躍するのは呪術師。
(確かアナベルの時も活躍したのは霊媒師っぽいおばさんだった。あの神父は、、笑)
教会経由でお願いすると認可が降りるまで数週間かかるというくだりは笑ってしまった。
こんな急務な時にもかよ!と。

約90分というのもあり中弛みせずに楽しめたが、本作は少し無理がある部分があったかなと。
最初、自分が担当するシングルマザーの家に行った時、その母が怖がっていたこと、子供たちがクローゼットに監禁されていたことなんかは何故そうなのか想像つかなかったのは仕方ないが、
その兄弟が亡くなった時、そして息子が不可解な女性(ラヨローナ)を見て腕を掴まれあざができた時、ドアが急に開いたりした時の話を何故息子は気のせいで済ませたのか。
また妹がそのあとプールで見た女性の話もしなかったこと。
母が女性と最初に対峙した時。
何故「なんでもない」と済ませてしまったのか。
いくらなんでも教会に相談に行くのが遅すぎる。

しかし評価できる点もたくさんある。
特に冒頭、妹が裏庭から家に戻るシーンで、シングルマザーの家庭の朝の忙しさをワンカットで表現したのは高評価。
臨場感と忙しなさがとても身近に感じられた。
また呪術師の何に使うのかわからないガジェット類も、世界観に引き込まれるほど良かった。
映画のガジェット好きとしてはたまらなかった。
そーる

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