モラトリアムの終焉を迎える女子大生たちの苛立ちと希望の輪郭をなぞるムーラボの長編映画。
うーん。
大学時代にサークルではなく部活(映画ではないけど)に入ってた私には分かるはずのテーマだと思ったのだけど、私はこの登場人物のどの子にも当てはまらなかったし、部活仲間にもいなかったのでリアリティを感じられず・・・
もちろん、だからといってこの作品が嘘っぽいとかそういうことではないのだけど、まったく共感できないまま距離感を感じてしまったのが正直な感想。
共感するにはちょっと演出や脚本が寸足らずで主人公の苛立ちとかがわたしにはちょっと分かんなくて、なんか身勝手じゃね?となってしまったよ・・・
でも多分監督さんはこの、『何者でもなく社会に解き放たれる不安から生まれる苛立ち』表現したかったのだろう。
雰囲気や音楽は結構好きだったんだけどね。