ナガシン

ラブ&ドラッグのナガシンのレビュー・感想・評価

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)
4.7
 ジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイが主演のラブコメディ。

 女好きで口達者なジェイミー・ランドール(ジェイク・ギレンホール)は、その性格ゆえに上司の女性に手を出してしまい、勤めていた家電量販店をクビになってしまう。
 ジェイミーは弟の紹介で医薬品会社ファイザーに転職し、病院に抗うつ薬のゾロフトを使用してもらえるように医師たちに営業してゆく。そんな中、偶然診察に来ていたマギー・マードック(アン・ハサウェイ)に出会い、ジェイミーは彼女に惹かれる。しかし、彼女は若年性パーキンソン病を患っており…。

 パーキンソン病という病気の苦悩を作品を通じて理解することができました。病気を患った本人だけでなく、支える家族や恋人の苦悩を考えるとマギーがジェイミーと恋愛関係なることを避けていたことが痛いほどよくわかります。
 世界には様々な障害を持ち、苦労をしている人々がたくさんいます。病気を患ってしまうと他人に迷惑をかけてたくないという思いから、マギーのように孤独になりがちだと思います。しかし、この作品はそういった人達に対し、病気を理解し、支えてくれる人が世の中には必ず存在するということをコミカルに伝えてくれる良作だと思います。
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