綾辻安吾

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者の綾辻安吾のレビュー・感想・評価

2.9
豪華キャストによる、ジュラシックパークのアベンジャーズです。

ただ、

正直、お話しは褒められたものではないです。
何で急にバッタの話を持ってきてしまったのか?

恐竜との共存って問題の方が遥かにでかいのに、ある企業による改造バッタ作戦で穀物がなくなる!って話の規模が小さすぎるのよ。

パークの役者が勢ぞろいすること以外に見所もなく、不満の残るラストではあった。

前作から何も進展してないのが大きな問題で、結局共存の道を選びましたけどなにか?という堂々とした感じが、いやいや、もう少し対処とかはしたほうがいいのでは?と見てる方は不安になる。
最後公演で恐竜の赤ちゃんに餌をやってる女の子の微笑ましいシーンが映るんだが、いつか食われるじゃん。としか思えない。
全然幸せなシーンじゃないし、共存なんか絶対に出来ないんだから、もう少し踏み込んだ話が欲しかった。
じいさんたちの身体を張ったアクションよりもそっちが大事だろうと。

まぁ、いずれ恐竜たちはエサ(人間、牛や肉。草木)がなくなって死ぬんだろうけども、その時は人類もお仕舞だろうし、海洋生物はゼロになってるよねきっと。
綾辻安吾

綾辻安吾