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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のpuppyperoのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

・最終的にあんまり物事が解決してなくね?感が結構強い。
答えはこれからみんなで探していくのだ!エンドと言われればそうなんだけど、恐竜が世界に放たれるという大風呂敷を回収できなかった感が否めない。
まぁ完全な解決は人間か恐竜かどちらかが滅亡するエンドしかないのだけど、、、、、

・T-REXの扱いを中心に、恐竜バトルのアガるロジックがない。
ジュラシックワールド1作目以降、ダークヒーロー的というかゴジラ的に、人間の味方としてある意味扱われてきたT-REXに関して、最後の最後でこの扱いですか?という感じ。
ダークヒーロー的に扱いたいのであれば、クライマックスのヘリへ走るシーン、登場順はギガノトサウルス→T-REXでしょう。
一作目は、遺伝子操作で生まれた「偽りの王」であるインドミナス・レックスを、「恐竜の王」であるT-REXが倒す(ラプトルの助けはあるが)、という構図がとてもアツい訳で、だから隔離区画から現れるT-REXにカタルシスがあった。
今作はそういう対戦カード的なアツさもないし、そもそもギガノトサウルスって遺伝子操作入ってない普通の天然の恐竜だよね?それをこれだけ悪役然と扱うのはどうなのかな。
テリジノサウルスとT-REXの共闘で倒される(しかも最後串刺し)のは扱いとしてどうなのか、、、、、
もちろん遺伝子操作されたインドミナス・レックスとかインドラプトル自体にも罪は無いわけで、ナチュラルボーン・ヴィランとして扱っていい訳ではないけど、、、

・メイジーの「そして娘になる」だよね。っていう。
「親」というのは、血の繋がりとか、どうやって産んだかとか、そういうことだけじゃないんだよ!っていうのを身を以て学んでいくという構図。「It's my parents!!」はまんまとグッときてしまった。

・中盤繰り広げられるあんまり恐竜関係ないすったもんだにはまあまあ辟易した、というかなんの映画見せられてるんだ、とは思った。

・テーマのメインリフ、そこ??
恐竜撃退シーンなの?もっと雄大さの出るシーンじゃないの????
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