じぇいらふ

ウエスト・サイド・ストーリーのじぇいらふのレビュー・感想・評価

3.9
アカデミー賞候補のスピルバーグ監督の名作リメイク観ました。そもそもの61年作品観たのも随分前子供の頃レベルで、そんなに覚えてない😅、、、ということは多分あまり感心しなかったんだと思う笑。確認せず今作を観る。その方がむしろ冷静に観れる?

観てるうちに思い出す。そうだなんとか団となんとか団の抗争話に、互いのグループの男女が恋仲になるというロミオとジュリエット的悲恋ストーリーやた。ストーリー自体は結構ありがちだけど、白人の移民とプエルトリコ系移民の人種間抗争というのはここで初めて知った。大人にならんとなかなかそこに思いやれないが、多分今作は言葉も含めてかなりその辺を強調してるっぽい。ヒロインがばっちりプエルトリコ系なのは今の作品らしい。

バーンスタインの音楽がとにかく凄くて、忘れていても、有名過ぎ名曲多過ぎで何聴いても曲を知っている。これは凄いな✨音楽が強くてそっちに引っ張られる。ダンスシーンもやっぱり凄い。今の人たちのダンス技術って多分昔よりレベル高いんでは?カメラワークとかセットとかさすがの完成度。スピルバーグだから予算も多そうな感じ。

ひとつ、カメラマンがやっぱりのヤヌス・カミンスキーで、逆光、採光多め、昔のミュージカルのキラキラ感とは対称的なシャープだけどくすんだ色づかい。ここら辺最近のスピルバーグの画面づくり。『ミュンヘン』とか、戦争モノとかだといいけど、ミュージカル映画では果たして良いんだろうか?とか思った。リアルで現代的ともいえるし。もっと夢ある絵の方がいいのでは?とも思うところ。

ああこうだったなあと終わる。よかったですけど、素晴らしすぎる音楽とダンスに魅了されすぎて、映画としての評価がよくわからないですな😅そもそもの良い作品のリメイクて評価難しい。これは61年作品も見直したいところ。
、、、まあ最優秀作品賞ではないかなあ。