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ウエスト・サイド・ストーリーのherのレビュー・感想・評価

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ミュージカルの煌びやかなすばらしさをそのままに、エンタメ化せずコンテンツ化せず、重さをしっかりと持たせた美しい映画

性暴力が題材でない映画の中での性暴力描写として、これまでで最も必要なシーンであったと感じた
現在の情勢でも問題視されている争いと性暴力の共存、争いの中にいると多方面への暴力性が強くなること、それを怒り絶対に正当化しない人が近くにいてくれること、導きがある貴さ。対立していた同士でも性暴力に至るとなると全力で止めるし、屈しない気持ちがあるし、手を必死で繋ぎ続けた、あのシーンに救われた人は多いのではないか。光が儚くも強くて涙が出る 悲しいけれどあまりに強く描かれていてとても心強かった
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