T3K3

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのT3K3のネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

IMAX/2D/字幕


ブラッドリー・ミニクーパー…。

ワクワクする世界観、質の高いアクション、笑えるギャグ、ほんの少しのトラウマ要素。子どもたちが生まれて初めて観る映画、こういうのであれ。

今作のポスターの第一印象は「ウソみたいなフォントだ…観ないな…」だったのに、意外な豪華キャスト陣に気づき、近年の個人的な「期待してた作品ガッカリ・ノーマーク作品オモシロ」傾向を信じて鑑賞。大正解だった。純粋に楽しかった頃のMCU詰め合わせみを感じたんだけど、本当に初期MCUに携わったスタッフが多いみたいですね。

・負け犬チームの逆転劇→GotG
・侵入作戦のケイパーもの感→アントマン
・魔法使い同士の魔術バトル→Dr.ストレンジ
・ボス戦での連携プレー→IW
・育ての親回想シーン→GotG2

ざっと思い出しただけでもこれだけあるし、終盤のやりすぎなアウルベアは明らかに無印アベのハルクパロディだろうから意識してないとは言わせない。

でも決して「王道」という名の「予想の範囲内」だけにとどまらず、

・様々な動物に変身しながら逃げる擬似ワンカット(ファンタビでこういうの見たかった)
・ゼンクの「サイドクエストだけ協力することになる不死NPC(またはスーパー戦隊の追加戦士)感」と最終決戦に同行させないバランス感覚
・ファンタジーでポータル
・噛みつきだけでなく、あの重量感の宝箱が飛んでくる攻撃も脅威なミミック
・スライム(正しくはゼラチナス・キューブと呼ぶらしい)の恐ろしさとそれを活用した脱出ギミック

みたいな「おおっ」ポイントが全編に散りばめられていて大満足でした。

もちろん続編が観たいけど、長期コンテンツに疲れ切った人にこそオススメしたいのが今作だからな…ジレンマ…。
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