みどり

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのみどりのレビュー・感想・評価

4.0

決していい人、とはいえないけれど
ちょっと無鉄砲でなんだか憎めないエドガン
彼の親友で相棒でもあるホルガは強くて頼りになる戦士
魔法が使えるのに自分に自信のないサイモン
さまざまな動物に変身できるドリックは人とモンスターのハーフ

ひとりひとり個性豊かではあるけれど
その裏ではさまざまな問題を抱えている

妻を生き返らせるため、大切な娘を助けるため立ち上がるのだけど
エドガンはうまくいかないことがほとんど。
だけど何度も何度も挑戦する。でも結局うまくいかない
成功しなくてもダメな方向へもいかずに楽天的な主人公像がすごくよかった

男女の組み合わせのわりに愛や友情とは別の稀有な関係性なことにも好感がもてたし、
自分の幸せ=娘の幸せ
に捉えていたけれどその過程でしっかり軌道修正していく流れもお見事です。


壮大に見えてどこか軽快さを感じるというか
いい意味で気を抜いて軽い気持ちで見れるというか。
ここ最近見た映画の中でもストレートにおもしろく、何も考えなくても見れるから終始笑ってしまいました。
きっと脳みそくんはわたしの前を通り過ぎていくのだろうなと。
他にもいろいろなモンスターが出てくるけれどすべてが気持ちわるさとかわいさの狭間にいるようで絶妙
ドリックちゃんのアウルベアは魅力的だった


そして忘れてはならない伝説の騎士、ゼンク
冗談も通じないほどの真面目っぷりと戦闘でのキレの良さ。ギャップがたまらない…

セクシーパラディンはセクシーパラディンだったのでトレンドに入るのもよくわかる
みどり

みどり