【燃えよデブゴン】
このジャンルには興味が薄く、ゲームもやっていない。『LOTR』で充分かな、くらい。
本作は、Netflixに入荷したし、暫くミシェロド不足だったし、自分を笑い飛ばせている映画のようだったので、見てみた。
楽しかった。マジメに脚本つくった“オレたちひょうきん族”みたいで。
でもこの手のファンタジーって、何より自由に創れる筈だが、幅広く認識されている“ファンタジーってこんな感じ”を下敷きにしないと、大量消費はさせられないのでしょうね。
だからソックリさん多発となり、差別化はフレーバー違いだけになったりして、本作では、笑いのスパイスを強めたワケですね。
何で必ずドラゴン出すんだろう?と私などは思ってしまうが、本作では、メタボで差別化してみせたわけだ。可笑しかったけどね。本作の象徴的キャラだと思いました。
ミシェル・ロドリゲスは、ますます男らしくなったね!個人的には、もう少し手前でとどまってほしかったが。でも、彼いや彼女の元彼が、メタボの反対枠で来たか!ミシェロドと彼の、愛の営みを想像するといゃ〜ん…これはアダルトな美味しさだ!本作イチ!
でも、せっかくいいキャラなのに、最安値のお涙頂戴オチが台無しにしているよ!
ビジュアルは全体、文句ないです。でも、これももう、当たり前の質だからなあ…。
要は何の映画か?と問われると、ファストフードでした、としか答えられない味ではありました。
<2023.12.24記>