オマ内藤

バード・ボックスのオマ内藤のレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
2.7
寓話的な内容。モンスターパニックサバイバル映画としては物足りない

問題から目をそらすことで自分を守る。根本的な解決にはならないが、どうしようない場合はそれもありだろう。SNSのネガティブな話題をブロックしてポジティブなタイムラインを作るみたいなものだろうか。

しかし、他人を助けようとしっかりと目を開けて危険に立ち向かった登場人物が皆死んでしまうという展開はどうなんだろうか。

誰にも手を差し伸べず、目をそらし引きこもるのが最善なんだろうか。主人公は命懸けで子供を守り無事「楽園」にたどり着くことができた。では主人公を助けるために犠牲になった人達はどうなるのか。彼らにも救いがほしい。
「楽園についた。めでたしめでたし」ではあまりに不公平。

あと犯罪者と精神障害者を同じ狂信者グループにしたのも偏見を感じる。
オマ内藤

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