せきとば

バード・ボックスのせきとばのネタバレレビュー・内容・結末

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃブリッジが綺麗な投げっぱなしジャーマン。

結局なんだったのかわからないまま終わるのは良いにしても、精神障害者の扱いを脱走してきたヤバい奴らではじめて、あろうことかそのまま野蛮人扱いで終わらすのはアカンやろと。

彼らは彼らでそれと関わることで救われてる訳で、そしてまたこの災害の被害者(感染者?中毒者?)でもあって、本質的には悪者でもなんでもないのに……。

たしかに詰め込みすぎて散らかるのもよくないけど、せめてなぜ彼らが魅入られてしまうのか、どう魅入られてるのか明確に解き明かさないと結局元凶がなんなのかボケちゃうし、ここの雑さが本当に残念。



好きな俳優ことサンドラブロックとその子供役の演技は素晴らしい。この映画とは逆の構図だったルームでも子役の演技が光ったけど、こちらは映画の性質上、演技らしい演技が少なかったことが良い方に作用したように思う。

ムーンライトで名を馳せたトレヴァンテローズは栄養源も少ない中5年経っても筋骨隆々で、彼がいなければ間違いなくこのエンディングはなかったでしょう。

川下りから山の中の映像も演出らしい演出は少ないけど画が美しくてよかった。シダが好きなのでシダが多めでテンション上がる山だった。
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