たむ

私、オルガ・ヘプナロヴァーのたむのレビュー・感想・評価

4.0
チェコスロバキアの最後の女性死刑囚を描いた作品で、2016年の映画です。
7年前の映画が公開されるのも驚きですが、描いたテーマの現代性にまた驚きます。
なぜ彼女は大量殺人を行うに至ったのか、を心理や事情を描き出していった時に、結局今起こっている無差別殺人事件にそっくり似てきます。
これが公開当時日本でも封切られていたら、と思わされる作品、『ジョーカー』の評価も変わったかもしれません。
フィクションではなく、現実に起きた事件と犯人にフォーカスするので、観る状況によっては危険な映画かもしれません。
それほど迫ってくる映画でしたね。
たむ

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