極限まで乾いた、無機質なテクスチャー。
音の排除、モノクロ映像といった演出のすべてが、「オルガにとっての世界」、その質感の提示に収束している。
扱うテーマを極端に限定・純化し、その分説明の削減によっ…
会話とは 双方の意見の近似値を探り合う行為
この映画で彼女が成立させた会話はあっただろうか
彼女自身が証明してくれるように、超人でもなければ人間は何か目的意識がないと生きられない
劇中において弁護…
オルガ・ヘプナロヴァー・・・チェコ最後の女性死刑囚である彼女の実話に基づく映画、調書と記録が残って描かれた映画はとても惨虐でとても自分勝手な行為であると表現しても過言ではないかもしれない。
悲惨な事…
舞台は1970年代のチェコスロバキア。
DVやいじめが原因で社会への疎外感と憎しみを募らせた女性が主人公。
史実を元にしながらも、主人公の内面描写が中心となっている。
モノクロの画面も相まって、退廃…
2026-51
人間失格や金閣寺の系統だと感じた。オルガの手記が秀逸だからだろう。この主人公は自分だ系カタルシスが得られる。オルガは苦悩の代弁者としての使命を果たした。そして女性版ニトラムでもある。…
チェコスロバキアで実際にあった事件に基づいた作品。
主人公のオルガは客観的に見れば恵まれているが、それでも閉塞感や生きづらさが人生にあったのでしょう。
自分からどんどんと社会から離れていってしまう。…
オルガが衝動的に大量殺人を犯すまでの過程を、また淡々と描いている。
とくに感想と呼べるような感情はわかない。
ああ、そうなのね、と。
やっぱり死刑まで時間を置くというのは有効だな、と感じた。
その間…
『レオン』のナタリーポートマンやら『ナイト・オン・ザ・プラネット』のウィノナライダーを彷彿とさせるような、アイコニックなキャラクター。
他者から屹立した存在として見られたいという願望よりも、自分自身…
銀行員の父と歯科医の母を持ち、経済的に恵まれた生活を送るオルガ(ミハリナ・オルシャニスカ)。内気な彼女は学校にも行かず、食事も摂らず、心の痛みを必死で帳消しにしようともがいていた。
父親に何度も殴ら…