ふぇり

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのふぇりのレビュー・感想・評価

3.9
とにかく長さを感じなかったのはすごい。中弛みゼロ。音楽も煽らずのどかな曲が流れていてそれも良かった。

実話ベースとは信じたくなくなるような酷いことが次々と起こり怖かったし疲弊した。そんな中現れるFBIジェシー・プレモンスの安心感すごかった。

リリー・グラッドストーンの表情や振る舞いひとつひとつの優雅さに目が釘付けになってしまった。対してディカプリオ演じるアーネストの自己のなさというかそこにいるのに全てに強烈に関与しているのに存在感が希薄という役もすごかった、ああいう人現実にたくさんいるよね…。ロバート・デ・ニーロの役の怖さも、何というかこの主要人物の描き方が他ではあまり見ない感じで新鮮に感じた。

映画としてはすごいなと思うけどあまり好きにはなれず。でも原作買ったので読みたいな。
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