作品真ん中あたりの
出会った愛してくれた人達を思い浮かべて1分間黙ってみる
このシーンがとても印象的
作品の演出的にはこの1分間
周りの喧騒も消え
彼はどんな人を思い描いているのだろう?
と耳を傾けようとする
(ように見えた)
提案したロジャーも彼のことをじっと見つめ、内側にある何かを共感しようとする
沈黙や静寂の演出が美しく
引き寄せられる映画はとても引き込まれる
怒りとか恐れを隠すことは誰しもあるが
どうやってうまく付き合っていくか
押し殺すのではなく、消化する
それを学んだ気がした
ただ、個人的にはもう一つ物足りなさを感じてしまった
多分実際はもっと深く、長く、言葉では言い表せない付き合いがあったからロイドの心境の変化に繋がったのだろうと思うけど
この作品だけではその辺が少し足りなかったかなぁ?と
自分の方が感じとるのが足りないのかもだけど。
特に劇的なものもなく、心境が上手いこと変わっていったから
??ってなるところは正直ある
が、
怒りや焦りへの対処法として冒頭の
出会った愛してくれた人たちを思い浮かべて1分間沈黙してみること
は実生活でも役に立ちそう