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幸せへのまわり道のツタヤのレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
2.8
児童番組のホスト、フレッド・ロジャースと雑誌記者ロイド・ヴォーゲルとの交流を描いたヒューマンドラマ。児童番組はアメリカでは30年以上にわたり放送され国民的人気だったそう。

自分はこの番組もフレッド・ロジャースも全く知らずに鑑賞してしまったせいか、設定や人物像が掴みきれず正直あまり乗れませんでした。番組のことを少しでも知っていたらこの映画に対する印象はまた違っていたと思います。

調べると映画内での印象以上にフレッド・ロジャースという人物はアメリカでの人気が高かったみたいですね。聖職者を目指していた時期もあったみたいで、とにかく人柄が良く、良心の権化のような人物だった模様。

お陰で児童番組も、そしてまたこの映画自体もそんな彼によるカウンセリングのようでもありました。父親に対する怒りを抱えた記者に感情のコントロールの重要性を優しく静かに語りかける姿は、カメラを通して観客に語りかけているかのようでもある。

悩みとかある人はその聖人ぶりに心癒されそうです。まあ、常に能天気に生きている自分にはあまり刺さることなくほとんど右から左でしたけど。(笑)
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