RIO

ユメノ銀河のRIOのレビュー・感想・評価

ユメノ銀河(1997年製作の映画)
4.5
花のモチーフ
殺人のループ

音のない蒸気機関車はとんでもない間を生み出していた
この雰囲気は気を失いそうです
車高の高いバスがまた渋い

どのショットも見逃すことはできない
わずかな隙間に間が置かれている

ヒロインの2人がまるで無口という凄い勇気
浅野忠信なんてじーと焦らされて
結局… そう来たか

「逆噴射家族」とはまったくかけ離れた静寂に包まれた世界だった
どこか遠くで生きてるようなニイダカとトミコはアウトローのようでいて何かを飛び越えようとしている

地底に響く不穏な音
鉄や石がぶつかり合う震動
顔の見えない誰かが自分に不可能な理不尽を持ってくる

瓶から出られない2匹の蛾
焼き殺されるかもしれないのに光に向かう

確実に2人は飛び越えた
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