ユキノナーニー

あいが、そいで、こいのユキノナーニーのレビュー・感想・評価

あいが、そいで、こい(2018年製作の映画)
4.5
『あいが、そいで、こい』
大好き監督の1人
#柴田啓佑 監督新作& #小川あん ちゃん主演で前々から楽しみにして張り切っていながら、体調悪で初日6/22観に行けなく家で泣いていた(悔しくて)
本作、遂に7/4(木)新宿Ksシネマで鑑賞!
柴田監督、素敵過ぎる映画ありがとうでした。

冒頭からとにかく海の青い色のイメージが素晴らしく、青春の蒼々しさと重なる。
そして若き高校生を演じる役者たちが皆、思い切り良い✨
(周りの大人がさりげなくシッカリ固めているが故に光るともいえる)

多くのレビューにある〈キラキラの青春モノ〉〈キラキラした青春がたまらない〉としてもあまりにも確かに素晴らしい過ぎる。
パンフにある柴田監督の言葉、
「ありふれた日々が輝きだすことを『青春』と呼んでみてもいいのかもしれない。」が胸に響く。

7/4今宵のアフタートークゲストが、
映画評論家として尊敬する
#松崎健夫 氏と #松崎まこと さんの
〈#松崎ブラザーズ〉!
松崎健夫氏が語られた、
「パンフレットにも書かせて頂いたが~大人にとって青春時代の思い出は、
いつまでたっても〈つい昨日のことのよう〉に感じるもの。光の加減や風の強さ、匂いや肌触り、そんなものまで鮮明に憶えている。
この映画では〈望遠〉が多様されている。つまり被写体とカメラの位置が物理的に遠く、手が届きそうで届かない。
そんな感覚を、観客が無意識のうちに映像から感知するのはその為だ。
そして我々は、伝わらない想いのもどかしさや焦燥が〈若者の特権〉だったことに気付かされるのである。」と。

松崎まこと氏も「だからこの映画で描かれている時代より、20歳どころか35年くらい経過している自分などが観ても、
自分が忘れていなく思いをまざまざと感じ、本作がただの青春映画になっていない強みなのだろう」
映画でも〈2001年の夏〉と過去を思い出すように描かれているのだが、
まさしくその感覚が大人になりきってしまった自分の中にもあり、まざまざと思い出されたまらないのだ。
切なく、涙がボロボロこぼれ落ちた。
若者から大人の事情~〈人間〉が描けていて、それがたまらなく切ないのだ。

もう素直に、思っていた以上に、
めちゃめちゃ空気感、それぞれの想いなど、[松崎ブラザーズ]ご指摘そのもので、本作良かったです!!

帰路を不便な小田急線で急ぎつつ、
パンフを開いて~
楽しみにし過ぎてチラシ何度も読んで、公式サイトも読み入っていたから、
出演役者さんとそのプロフィールを暗記していて、
1人1人思い出し・その存在噛み締めていた。
かなり映画観ている方なので、
#中垣内彩加 さんが昨年の【#田辺弁慶映画祭セレクション】 で素晴らしかった1本 『#三尺魂』 のドコに出ていらしたのかな?とか。
おデブちゃん役の #廣瀬祐樹 くん、
「確かに #二ノ宮隆太郎 監督のたまらない『#枝葉のこと』 に出ていたなぁ」~等と思いつつ、
パンプの最後のページ(裏表紙の内側)の、
主演の2人/[ワン・ジャーリン]演じた
小川あん ちゃんと× [萩尾亮]の #高橋雄祐 君が見つめあったスチールに、
〈アイツが、そうして、恋をした〉
タイトルの元が添えられていて、
それを目にして電車の中なのに涙がダーと止まらなくなってしまったのでした。

何作品か観ていて虜の1人、
主演の小川あん ちゃんがカタコトの日本語、あるシーンでは中国語駆使していて〈台湾人のハーフ〉そのもの。
凄い演技力で感心されられました。
女優魂~ってか、小川あん恐るべし!!

そしてもう1人のヒロイン[瀬戸由衣花]演じた 中垣内彩加 さんも、
主演[亮]のちょっと気の強い幼馴染みぶり、
亮を好きな気持ち、故に~
小川あん 演じる[ワン▪ジャーリン]を面白く思えず強い態度取ってしまったり、
気の強さが観ていて心に引っ掛かりつつ、青春の片思いの切なさを見事に演じていて魅力的だった!

目映いばかりの青(水色)に彩られた中での本作、
もう1度、何度でも観たいです!!
取り戻せない何かが描かれているので、
多くの人に観て欲しい♪


『スパイダーマン/ファーフロムホーム』のパンフレットも買わなかったのに、
『あいが、そいで、こい』のパンフ飛び付き購入しちゃったよ😙✌️

#あいがそいでこい
#映画好きな人と繋がりたい