ご主人様と奴隷でもない、かと言って友達でもない、お互いを生かし合えるのはお互いのみ。解り合いたいけど分かってしまいたくもない。砂上の楼閣は掴めぬから砂上の楼閣。
青春の絶望に抗う子供は皆変態なのだ。コメディじゃないから下手したらコメディとして消費されてしまいがちなところ、正面から思春期の最大の敵に向き合っている映画。
自分が童貞で悶々としていた地獄の頃が寧ろ今の自分を作ったんだなぁって思い出してしまった。
イトケン、ヤンキーもすれば自意識過剰な童貞もするし面白い役者。一方、玉城ティナは絶対的な美しさ以外は正直ピンと来ないのだが。今後もこの非現実的な風貌では普通の女性役がやりにくくない？
