イギーポッポさんの映画レビュー・感想・評価

イギーポッポ

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カウントダウン(2019年製作の映画)

2.8

死へのカウントダウンが表示されるアプリ。
そのアイデアが浮かんだ時点で、大まかなストーリーやその他の細かい部分はスラスラ決めてしまいました。みたいな脚本。そしてそんな感じだから観る側も肩肘張らずに気軽
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野良犬(1949年製作の映画)

3.1

いきなり本題から入るタイプね。そしてその本題も明快なので、もはや無声映画でもいけるんじゃないかという展開。本来映画ってこれでええやん。ぜい肉ブヨブヨ作品に萎え気味の自分にカンフル剤。主役は盗まれたピス>>続きを読む

愛と激しさをもって(2022年製作の映画)

2.9

こういう熟年不倫ものって日本では需要がないですよね。少女漫画原作の若手出演高校生恋愛映画ばっかりで。
捻りや驚きや引き込むものは一切ないのに、胸焼けしつつも何故か見応えある、大人の打算と嘘と勿論愛と裏
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.3

ごめん、鑑了するまで三回寝落ち(三時間半あるし)…でもつまらないのではないの。
あまりにもスケールの大きい世界最大の知の殿堂。そこに切り込むにはこの、ナレーションも音楽もなく、定点観測のようなカメラワ
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最強ゾンビ・ハンター(2013年製作の映画)

2.4

C級ゾンビしかみたくない時にうってつけ。
ちなみにダニートレホは脇役。
ウォーキングデッド×マッドマックスをやりたくてやってみたけどお金ないしこんなもん。バイオハザードの敵みたいなのもいれたよ。悪魔の
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

う~ん、観るまで今までの前日譚なの知らなかった。それともリブート?また94年て絶妙な時代。
で、多様性ポリコレ万歳のラテン系男性&黒人女性主人公。女性は華を添える為の美人でもない。
まぁそれはええけど
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春に散る(2023年製作の映画)

3.2

話はジョーやロッキーや一歩と同じく、伝統芸能のように連面と続くボクシングもののフォーマット。最後に夢を見たい願望を秘めた人生の黄昏時の男と、生き方が分からずエネルギーを発散させる若者との、絆という言葉>>続きを読む

ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

2.8

くっだらねえ映画。
でもこういう映画がないと世の中はシリアスすぎんぜ?!
という訳で別になくても良い第三作目で完結編。
いや延々続けようと思えば続くよね?
てここらで終わりでええよな。
結局チャウとア
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.4

誰しも人生で何度か遭遇する偶然。そこに意図はないので、映画的な嘘臭さにならない(それが悪いという意味ではなく)。
それに比べて登場人物が「こうあるべき(必然)」と強く願う想像の、映画的な嘘臭さよ。
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ブルービートル(2023年製作の映画)

2.4

ええ~荒唐無稽に説得力持たすために、どれだけ細かい部分を真実味に近づけるかがヒーローもんの命題やん。
それが…よくないご都合主義とテンプレ張り合わせだらけで。

う~ん、アイアンマンとスパイダーマンの
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.1

松田優作のプロモーションビデオとも言えますが、風吹ジュンの魅力もえげつないぞこれ。可愛いキレイエロい完璧なまでに男の妄想具現化。そしてこの作品そのものが男の妄想を荒唐無稽を完璧に具現化。
過剰にケレン
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ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

2.5

ただただ、狂信的なノアについて行けない150分。ワイが日本人やから?欧米人は刷り込みで違和感ないの?
いやいやノアに対するカウンターとして、暴力と強奪の王カインが出てくる?いや違う、ノアに対するカウン
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仮⾯ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル(2022年製作の映画)

2.8

う~ん、弟が出来た事にびっくり。おとん&おかん、いつの間に…
閉じられたゲーム世界で展開するお話なので、ギーツは他ライダーと組み合わせるには受け身になっちゃうと言うか、リバイスがメインの脚本じゃない?
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.0

こりゃ!ラクス!他所の色男によろめいている場合ではない!
恋愛パートが変に多くてうんざりしそうだけど、そもそもSEEDってそんな話だった気もするな。

相変わらず戦争がなくならない現状にガンダムの、キ
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RRR(2022年製作の映画)

3.6

映画的に面白い絵を動きを。
それを最優先して、物語として現代的かどうか、無理のない展開か。は無視しても良いですよ。
と言われて作ったかどうかはともかく、バーフバリに興奮したみんな!再度しゅうご~うっ!
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

2.9

ホームレス中学生ってありましたけど、こちらはホームレス中年女性(笑えません)

今一番振り返りたくない瞬間を切り取った作品。だって、コロナ禍って傷が塞がってないというか、日常に取り込んではいるけど、消
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.5

アニャがあにゃいな事に!!(まだ言うてる)

パワーと排気量の大きさが正義!燃費の悪さが正解!それを物量で賄う効率の悪さが粋!
どこもかしこも傷だらけ
うずくまって泣いてても始まらないから
タフガール
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銀河鉄道999(1979年製作の映画)

3.3

大人になってから見返した事がなかった。
実は結構重い話。

少年の成長と母への思い、そして初恋。
永遠に生きることの意義は?
生きることはいずれ訪れる死からは逃れられないさだめ。だから生きることは素晴
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.4

まず、タイムループもんに目がないんじゃ(俺的頂点は「恋はデジャブ」)。
先に小説も漫画も読んでから劇場で観たな。これからは日本のラノベが世界を席巻!ハリウッド映画化だらけに!て思ったが、そうはなってな
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仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022年製作の映画)

2.8

やって良いことと悪いことがある?
エイジが最初からアレなのはまぁ。それより脚本が急ぎ足過ぎて新キャラが全員立ってないというか。
まぁアンクが主役みたいなもんやし、アンク好きからしたら十分楽しんだぞ

バービー(2023年製作の映画)

2.7

冒頭の2001年のパロディで笑える。マトリックスのパロディでも笑える。ゴリゴリなフェミニズム映画?と身構えたが、楽しく観れて、でも世界に横たわる問題(男性の辛さも描いてる)もバランス良く配してて。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.1

ダイジンの気紛れに見える行動、サダイジンの余計な本音を言わしちゃう部分。でも日本の神様ってそんな善悪関係ない我が儘なもんよな。
人間の思い通りにならない天地自然の力。その象徴としての大地震、神の力。
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

2.8

一応、念を入れて改めて考えるけど、これ、ユダヤ人を虐殺するのを決めてる会議ですよね?こんなに冷静に淡々と、(大量に出る生ゴミの処理方法)みたいな感じで決定できるの?
お前ら全員人間じゃねえ!!…てそれ
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ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲(1987年製作の映画)

2.3

こんなに中身の無い映画ってあります?一応喧嘩と恋の青春の日々。なんでしょうけど、映画として無茶苦茶。でものその中身の無さを生身のぶっつけテンションで再現不能なエナジーに変えて、特殊な映画になってたのよ>>続きを読む

アシスタント(2019年製作の映画)

2.7

これは辛い。延々退屈なアシスタント業務描写が続く。ほぼオフィスのシーンのみ。これは観てる観客とヒロインとの我慢比べムービー。家に帰ってゆっくりするシーンが欲しくなってくる(まともな食事食べたいねぇ)。>>続きを読む

キャンディマン(2021年製作の映画)

2.9

僕の右手を知りませんか~♪
キャンディマンのリメイクというより、もはやジョーダンピールの作品やんこれ。
アメリカで黒人であることをしっかり描かないといけない義務感!
そら、黒人アーティストにとっちゃ、
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.6

韓国人キャストで韓国で撮ってるからと言って韓国映画ではない。是枝映画なんですよね。でも、いつもの是枝でもない。絶妙なケミストリー起こしてるアジア映画。
やはり家族がテーマの是枝作品。疑似家族は家族では
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記憶屋 あなたを忘れない(2020年製作の映画)

2.7

エターナル・サンシャインが凄い切なく残酷で、その残酷さは美しい思い出ゆえに。て話やったやん。で、本作は近いモノを扱っているけど、残酷な辛い思い出も、それすら人生の彩り。だがら記憶を消すことに最後は罰が>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.7

これは切ない。貧困の連鎖というか、抜けられない構造的な社会の歪みが、何の罪もない子供達に全部のし掛かる。こうならざるを得ない、こう成長せざるを得ない。明日のない、未来に希望のない街の、手口のない一方通>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

POPにPG12。あっけらかんと命が軽くて、ちゃんと血が出て、起承転結ハッキリしてて。邦画の未来はまだまだ明るいって思わせてくれました。
本宮のVシネキャリアがあるからこそのギャップ素敵やん。後始末係
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スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

3.0

エドガー・ライトの変質的なまでの狂気の愛が駄々漏れ。その切ない刹那的で永遠な愛はスパークスにも通じるものだわ。
半世紀に及ぶキャリアを通して、彼らのアティトゥードの不変さ。パンクの時代に不遇だったけど
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.1

動物好きモフモフ好き、かつ気持ち悪いモノ好きとしたら、こりゃキモ可愛いどころじゃないキモさでウハウハっすよ!
タブーなど本当は存在しないのに、文明・文化とやらが邪魔をする。そんなモノは家畜にでも食わせ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.1

幽霊とか殺人鬼とか地震とか、ホラーやディザスタームービー色々あれど、“高いところから落ちたら人は死ぬよ”て一番身近で一番リアルな怖さでは?
だったらそれだけで二時間引っ張りましょう!!
だからこそ臨場
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.0

あの、なまいきシャルットがたどり着いた先、完成形はこんな感じです。
この監督の作品はいつも宗教を連想させるけと、今回は特に。というかズバリそのもの。で、男からしたらホラー映画と解釈してもええような気が
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事故物件 歪んだ家(2022年製作の映画)

2.5

こじんまりとして悪くなかった。怖くはないけど。
養子の長女はシックセンスみたいなもんで、だから最初からこの家おかしいって分かってて、でも誰も霊が見えないから信じないだろうなってのも分かってて。賢いがゆ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

え?こんなに重い話なの?この映画。
お互いがお互いしかいない、ニコイチの関係、ソウルメイトなのかどうより、マリコの環境がそうさせた部分は大きそうだし、寧ろこの二人は共依存の関係ですらあり。今となっては
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