このレビューはネタバレを含みます
ぶっとびスパイアクション映画『キングスマン』シリーズの前日譚。
前2作から雰囲気はかなり変わり、作風は若干シリアスに。渋みあるレイフ・ファインズの紳士な演技がとても良い。
戦争映画としての側面が顔を出したためコメディ要素は減少したが、キレのあるアクションは健在。存在感抜群の怪僧ラスプーチンとの対決が中盤の山場あたりにある、終始クライマックス的なスピード感は見事。まさにエンターテインメント超大作。ラスプーチンのバレエスタイル剣術がめちゃくちゃ良い。あそこだけでももっぺん見たい。
国際情勢が絡む分登場人物はすっきりしているため、最後まで顔を伏せていた黒幕の正体が予想できてしまうのはご愛嬌かな。