キングスマンがどのように結成されたかを、第一次世界大戦の史実に基づいて展開する作品。
あまり情報を入れずに予告も見てなかったのですが、「X-MENファーストジェネレーション」でのキューバ危機を取り入れた内容が活かされてるなと思いました。
世界史選択していた方ならサラエボ事件はきっと知っているはず。その他ヴィルヘルム2世、ニコライ2世、ジョージ2世と必死に覚えた奴らの名前がどんどん出てきます。更にレーニン、ラスプーチン、マタ・ハリなど歴史上の人物達が裏で手を組んでいたらというロマン溢れる設定。素晴らしい。
良かった点は過去作同様ヌルヌルのカメラワークと、ラスプーチンのバレエとコサックを組み合わせたアクション、それにマッチした音楽がキングスマンらしかったです。
しかし黒幕のインパクトが弱かったり、アクションのキレが無かったり、時代背景にあった面白ガジェットが無かったりと、過去作から削られた部分が多かったのが不満点です。不謹慎スパイコメディから、ただの歴史物アクションに成り下がってしまいました。
キングスマンの名を使う必要が果たしてあったのか、、、
もしWW2バージョン作るならもう少しガジェット増やして敵のクセマシマシでお願いします。
