【ビンタ対決を終盤に持ってこないで!】
私が愛するライカ社アニメ最新作。ライカ社の映画はあまりヒットしないせいか、日本で冷遇されがち。本作はアメリカで大こけしたようで、日本公開は絶望的になっている。
ただ、こればかりは納得だ。ライカ社お得意の毒もなければ、ストップモーションの超絶技巧も見えにくい作品となっている。
人語を理解するビッグフットと冒険家の西部劇風アドベンチャーという切り口は面白いが、巨大なビッグフットというキャラクターの個性が上手く描けておらず、ただの人にしか見えない致命的欠陥を抱えている。
また、バトルも軒並みしょぼく、クライマックス 近いのに悪党とビンタ対決するあたりはずっこけました。
これはアカデミー賞長編アニメーションのディズニー以外アメリカ映画枠は『ヒックとドラゴン3』に座を譲ることになりそうだ。