いくた

ザ・ピーナッツバター・ファルコンのいくたのレビュー・感想・評価

4.6
●優しさに包まれる

めちゃくちゃいい。『チョコレートドーナツ』とは違った良さがある。

▶感想
『友達は自分で選べる家族』

自閉症で、身寄りがなく、施設を脱獄してプロレス学校を目指す青年ザックと、兄貴を亡くして天涯孤独な悪徳漁師タイラーがひょんなことから出会って、旅するストーリー。退屈な時間は全くなかったし、終わって欲しくなかった。こんなに暖かい雰囲気に包まれた映画はなかなかないし、比較されがちな『チョコレートドーナツ』とは違った良さがある作品だった。

何がいいって、タイラーがザックを特別扱いしない、自閉症扱いしないのが素敵だった。彼の夢を叶えよう応援しながら、自分も前を向いて成長していく感じがいい!

登場人物が良い奴ばっかで、人間の優しさを肌で感じられるようなハートフルな作品だった。障害の有無でその人の自由を奪ったり、差別や偏見の目を向けたりすることのおかしさを改めて考えさせられる。

本当に素敵だった。余韻がすごい。
いくた

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