こばまさ

特捜部Q カルテ番号64のこばまさのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
3.9
世界を見隊!のお時間です。
第20回目は、またまたまたデンマーク🇩🇰映画
『特捜部Q カルテ番号64』

このシリーズも、とうとう4作目!
回を追う毎に面白くなるだけでも凄いのに、それ以上に魅力的なキャラクター達が気になって仕方ない。
それでは、コーヒーは封印して濃いめの芋焼酎でいってみよう!


-特捜部Qは、1980年代に起こったナイトクラブのマダムの失踪事件に着手する。
ほぼ同時期に失踪者が5人いる事も判明し、カールは捜査に乗り出す。
やがて、1人の老婦人と新進政党の関係者が捜査線上に浮かんでくる-

“わが特捜部Qは、永Qに不滅です”


冒頭、カールとアサドのやり取りで、まさかのアサドが1週間後に…部署異動?
それを止めようともしないカールに、全視聴者がツッコんだのは間違いない…

場面は変わり、あるアパートでミイラ化された3つの遺体が発見される。
遺体は食事をとる時の様に食卓を囲んで置かれており、縄で拘束されイスに縛り付けられていた。
更に!テーブルには、保存処理された男性器と睾丸、女性器と卵巣がホルマリン漬けにされ置かれていた!(ここでタイトルコール!シビれた!!

もう、この時点で絶対面白いと確信。
ここから、特捜部Qの捜査が始まる。
そして今回のテーマは、不妊手術。


「質の劣るものは出産を禁じる」と主張した政治家により、1934年から1967年までの間、11000人以上の女性が強制不妊手術を受けた。
という、実際にあった史実を元に描かれている今回の事件は、相当に重い…。
作中に出てくる女子収容所も実在するものだし、そこでの医師や看護師の対応は全て胸糞でしかなかった。

そう、今回は1961年と2018年の出来事が交互に描かれているので、2作前の『キジ殺し』同様に誰が誰だかちょっと迷子に…
やはりコーヒーにしとくべきだったか☕️


とは言っても、登場人物はさほど多くないので観ていく内に理解できた。
今回の見どころは、カールだけではなくアサドやローセにまでも見せ場がたっぷりあるという点。
どちらもハラハラドキドキ感満載のシーンなので、見てて力が入ったよ…

あとは、アクションもパワーアップしてた!
カールとアサドが車で移動中に、犯人グループと思われる謎のバイク男からボンネットに爆弾を投げられ、車が炎上してるのに「犯人を追え」ってアサドに言っちゃうカールが面白すぎた(案の定ぶつかる…


とまあ、これ以上内容に触れるとネタバレになるので、この辺りでやめておきます!
内容的には『キジ殺し』と『Pからのメッセージ』と同等…いや、それ以上の面白さかも!
ラストシーンでは、まさかの感動まで用意されてて、危うく泣くとこだった。


という訳で、次作がこのデンマーク🇩🇰マラソンも最後になりますが…
このキャストとは今回でお別れらしい🤦🏻‍♂️


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あちゃちゃん、お疲れ様〜!
シリーズ最高傑作と呼ばれるだけあったねー!!
ここまでが完璧すぎて、次を観るのが怖いよ😱💦
期待せずに楽しもう〜🇩🇰
こばまさ

こばまさ