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特捜部Q カルテ番号64のaymmのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
4.7
期待を裏切らない重厚なサスペンス。そして、バディものとしての魅力が最大限に生かされたシリーズ第4弾!

そもそも特捜部Qシリーズは、累計1000万部以上のベストセラーを叩き出した、デンマーク発のミステリー小説。
「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」の制作陣によって映画化された前3作も非常に面白い。
サスペンス、ミステリーが好きな方は一度観てみて絶対に損はないはず。
事件の悲惨さは相当なので感情移入は厳禁だけど。

本作は、女子収容所で行われた想像を絶する悲劇がテーマになっている。
そのバランスを取るように、ドラマ部分が今までで一番ハートウォーミングだった気がする。
頭は切れるがコミュ力ゼロで、いつも眉間に皺を寄せているカールと、人情深くて頼れるアサド。
このふたりのキャラがパワーアップしていたので、より展開にハラハラさせられる。そして、今シリーズ初めて涙が出た。。これはずるい…

北欧独特の一切の油断も許さないような寒々しさと陰湿さ。そして独特の切れ味のある演出はクセになること間違いなし。

1作目「特捜部Q檻の中の女」
2作目「特捜部Q「キジ殺し 」
(Amazonプライム、huluにて配信)
3作目「特捜部Q Pからのメッセージ 」(Netflix、huluにて配信)
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