「サウンド・オブ・ミュージック」のロバート・ワイズ監督とジュリー・アンドリュースが再タッグ。
ブロードウェイで16ものヒット作に出演した大女優ガートルード・ローレンスの半生を描いた作品。
撮影期間一年、エキストラは一万人、35万ドルかけて作られた衣装120着を次々と着たジュリーが15本!!!ものレビューを見せてくれます。
そしてその15本、一本一本のクオリティも高い。なんせ曲はガーシュインやコール・ポーターなど名だたる作曲家が参加。
もうその豪華さにクラクラしてきます…
しかし商業的には大コケ。ジュリー主演なのにあまりメジャーでもない。ストーリーがかなり平坦なので、確かに映画として観ると少し退屈かもしれません。
でもミュージカルを観ていても、ドラマパートが多くて早く歌わないかなぁと思ってしまうようなガチのミュージカルファンにはお勧めです。
驚くほど次々レビューが観れます。こんな大金をかけた豪華絢爛なミュージカル映画、この先作られる可能性はかなり低いだろうなぁ…
ジュリーの天使のような声を存分に味わいながら、暗い時代を明るくしたい一心で歌い続けたガートルードに想いを馳せる。
まさにスター!な性格で、周りを巻き込みながらも恋に仕事に全力で生きたガートルード。
ブロードウェイの礎の一人となった彼女に、現代のミュージカルファンの一人として尊敬と感謝の念でいっぱいになりました。
132/2017