ShinMakita

ノベンバーのShinMakitaのレビュー・感想・評価

ノベンバー(2017年製作の映画)
1.9
11月、エストニアの小さな農村では、村人たちが貧しくひもじい生活を強いられている。しかし、ラーク家だけは銀や宝を隠し持っていると噂され、密かに村人たちからそれを狙われていた。ラークの1人娘リーナは若く綺麗な少女だったが、片思い相手のハンスに振り向いてもらえず苦悩している。ハンスは領主である〈男爵〉の娘に恋をしているのだ。リーナは村の魔女に相談し、男爵の娘を殺す矢を手に入れるが、ハンスが悲しむのは目に見えているので実行に移せない。そんな中、ハンスは森の悪魔と契約し、雪だるまで作った〈使い魔クラット〉を手に入れる。これで男爵の娘を攫ってしまおうと考えたのだ…

「ノベンバー」


以下、クソと脇毛と汗で調合したネタバレ。


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幻想的で蠱惑的でシュール。エストニアの神話や伝説が元になっている悪魔・魔女・死者蘇り・疫病・使い魔の設定なんかこちとら全く知らないもんだから、開始5分で度肝を抜かれてしまいましたよ。ダークファンタジーのビジュアルでいながら、時折間抜けなユーモアも挟まり、前半のドレスなどのフリが後半に効いてきたりとストーリーにも破綻無く、エンタメ映画としてしっかり楽しめるつくり。一応ラブストーリーなのかな?

残念ポイントは、ムカデ人間を作ってた怪優ディーター・ラーザーが何一つ変態的行動を取らないこと。なんなら1番の被害者だったりしてお気の毒。
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